Emacs/Mew でメールを読む

はじめに

このページは,北陸先端大で Unix でメールを読む方法を記述しています. v890.jaist.ac.jp に ssh で入って,emacs -nw -e mew で メールを読んで下さい.emacs のバージョンは 22.3,mew のバージョンは 6.2 です.

この方法では,IMAP/SSL でメールを読み,SMTP-AUTH/TLS でメールを 送ることができます.また,POP/SSL で自分のホームディレクトリに メールを(1メール1ファイルの形式で)保存できます. 現在の本学の環境では,mh-e などを使いつつ,mew でも読む,そして その二つが干渉しない,ということも実現できるはずです.

利点:
  - TLS/SSL, IMAP, SMTP-AUTH ができる
  - MIME や UTF-8 のメールが読める
  - IMAP なので他のメーラと同時に利用できる
欠点:
  - 添付の画像ファイルなどは X を飛ばして読むことになる
  - PDF や MS Office のファイルを読むのが困難である
  - メールの日本語検索が不便

目次

クイックスタート

まずやってみたいという人は,以下を実行してみてください.

  1. % ssh v890.jaist.ac.jp (v890 へ ssh ログイン)
  2. % mv -i ~/.mew.el ~/.mew.el.bak (.mew.el をバックアップ)
  3. % cp -i ~iscenter/.mew.el-2009 ~/.mew.el (センタ提供 .mew.el をインストール)
  4. % /app/emacs-22.3/bin/emacs -l ~iscenter/.emacs-2009 -nw -e mew (Mew の起動)
  5. (emacs 内で)'i' でメール取得
  6. (emacs 内で)'n','p'で移動
  7. (emacs 内で)' '(スペース)でメール表示
  8. (emacs 内で)'w'でメール作成

MH-eとの違い

MH-e との操作の違いをまとめておきます. Mew でも,emacs の基本的な使い方は同様に有効です. 例えば,動作をストップするときは C-g です.

操作MH-eMew
[MH-Folder / Summaryモード]
起動M-x mh-rmailM-x mew
起動(メール作成)M-x mh-smailM-x mew-send
メールを取り込むi i, s(要パスワード)
メールを読む.(ピリオド) <SPC>
読んでいるメールの一行送り/戻り   <RET>,-
読んでいるメールの画面送り/戻り <SPC>,<DEL> <SPC>,<DEL>
前後のメールに移動p, n p, n, <SPC>
メールを書くm w
メールに返信する a a, A
メールを転送する f f
メールを削除する d -> x d -> x
メールのフォルダ変更 o, ^ o
表示フォルダの変更 M-f g
メールをファイルに保存 > y
終了qq
[MH-Letter/ Draftモード]
読んでいるメールを引用C-c C-yC-c C-y
シグネチャを挿入C-c C-s C-c TAB
書いたメールを送信C-c C-c C-c C-c(要パスワード)
書いているメールを破棄C-c C-qC-c C-q

初期設定と起動

センタ提供の mew 環境を利用するには,.emacs と .mew.el を設定し, emacs-22.3 を実行する必要があります. v890.jaist.ac.jp に ssh で入り, ~iscenter/ にある .emacs-2009 と .mew.el-2009 を 自分のホームディレクトリ直下にコピーしてください. (内容を見るにはこちら: .emacs-2009.mew.el-2009)

  1. シェルのPATHを通し,/app/emacs-22.3/bin/emacs が実行されるようにします.

    (csh/tcsh の場合:)

      % set path=(/app/emacs-22.3/bin $path)
      

    後ろで起動される emacs が /app/emacs-22.3/bin/emacs であることを 確認してください.

  2. センタ提供の .emacs, .mew.el を設定します.

      % mv -i ~/.emacs ~/.emacs.bak (.emacs をバックアップ)
      % cp -i ~iscenter/.emacs-2009 ~/.emacs (センタ提供 .emacs をインストール)
      % mv -i ~/.mew.el ~/.mew.el.bak (.mew.el をバックアップ)
      % cp -i ~iscenter/.mew.el-2009 ~/.mew.el (センタ提供 .mew.el をインストール)
      

  3. emacs (version 22.3) を起動します.

      % emacs -nw -e mew
      

    File Edit Options Buffers Tools Mew Help                            
    
    
     -uux:%%-F1  Mew: %inbox         L1  (Summary)----------------------
    Setting up Mew world...done
    

  4. 初めの一回は,i もしくは s と打つと "Type 'C-uZ' to collect IMAP folders!" と言われます.

    File Edit Options Buffers Tools Mew Help                            
    
    
     -uux:%%-F1  Mew: %inbox         L1  (Summary)----------------------
    Type 'C-uZ' to collect IMAP folders!
    

    <Ctrl>+u, Z と打って下さい.

    File Edit Options Buffers Tools Mew Help                            
    
    
    -uux:%%-F1  Mew: %inbox         L1 [Sec]  (Summary Auth'ing)--------
    IMAP password (user@imap.jaist.ac.jp): 
    

    パスワードを打って下さい.

    File Edit Options Buffers Tools Mew Help                            
    
    
    -uux:%%-F1  Mew: %inbox         L1  (Summary)-----------------------
    Collecting mailbox list...done
    

メールを読む

メッセージの取得

モードラインに %inbox とある状態で,i もしくは s と 打つと,IMAP でメールを取得します.これは,POP でサーバにメッセージを残す 設定で inc するようなイメージです.s の場合には取得の方法が選べ, "Range (update): " と言われた際に

動きます.この,メールを取得したバッファをSummaryモードのバッファと呼びます. また,'i' は,'s + update' と同じです.

メッセージの一般的な表示

Summaryモードでは一行一メッセージですので,v を押して中身を表示します. 中身は新しいバッファとして,Summary モードとエコー領域の間に現れます. 新しく現れたバッファ/フレームを,Message モードと言います.もう一度 v を押すと Message モード(つまりメールの内容の表示)は消えます.(トグル)

Summaryモードにカーソルがある状態で,

File Edit Options Buffers Tools Mew Help                            
 M03/20 LEO AirWarosu  Re: メール関係                |あははははは$$
  03/20 Mikifumi SHIKI Re: メール関係                |=E7=AF=A0=E7=$
  03/20 Charlie Root < (rgroot 23318) cpu.sfc.wide.ad|BruteForceBlo$
-uux:%%-F1  Mew: %inbox         [2822/2960{138}]  (Summary)---------
篠田先生,小原先生,

is-faculty に学外から送れないのは意図的です.
# 小原先生,伝わっていなくて申し訳ないです.

2-3年前からだと思います.
Fromを詐称した学外からのメールが多いのでこのようになりました.
-uux:%%-F1  Mew: *Mew message*0   30% L30    (Message W %inbox/13237


<-
<- Summary モード
<- (メールの一覧)

<-
<-
<-
<- Message モード
<- (メールの中身)
<-
<-
<- モードライン
<- エコーバッファ

メッセージに対する表示処理

2列目には,そのメールの特徴/状態を表すマークが付いてます. M は MIME,S は S/MIME,T は一部分だけサーバーから取得したメールです.

Summaryモードのカーソルのあるメールに対して,

スレッド表示

Summaryモードで'tt' と打つとスレッド表示になり, モードラインが*%inbox*などとなります. スレッド表示から抜けるには,もう一度'tt'と打ちます(トグル).

スレッド表示に関して,以下のコマンドが使えます.

注: MacOSX のターミナル.app では,JISX 0208 全角罫線文字を半角表示してしまう ようで,スレッド表示が崩れます.その場合は,.mew.el 内で,以下の コメントマークを外して罫線文字の表示を無効化してください.

;(setq mew-thread-indent-strings [" +" " +" " |" "  "])

メールを検索する

メールを書く

入力方法(Input method)

センタ提供の .emacs では Anthy が設定されています.Canna や Wnn と同様のキーバインドが利用できるはずです.

単純なメールの作成と送信

送信メールを編集する画面を Draft (草稿)モードと呼びます. Summary モードでは,'w'で新規メール作成,'A'で 引用付き返信メールのための Draft モードが呼び出せます. また,'E'でカーソルのあるメールを再編集して送信するための Draft モードになります. 'A' コマンドでの編集の際には,上部Summaryモードで別の メールに移動し,スペースを押してそのメールを Message モードに表示した後, 'C-cC-y' によって,Message モードのメールを編集中の Draft モードの メールの中に引用できます.

Draft モードで編集中のメールを破棄するには,'C-cC-q' と打って下さい.

Draft モードのメールを送信するには,'C-cC-c' です. しかし,以下の手順のほうが推奨です.

  1. 'C-cC-m' して Draft モードのメールを送信キューフォルダ(+queue)に 入れる.
  2. 'g' で +queue フォルダに移動し,送信しようとしているメールを見て 確認する.
  3. (必要なら) 'E' で再編集する.もう一度'C-cC-m'で送信キューに入れる.
  4. 'C-cC-c' すると,+queue フォルダ内の全てのメールが送信されます.
  5. 'g' で %inbox フォルダに戻る.

メール作成と送信に関して,以下のコマンドが使えます.

ファイルを添付する(MIMEメールの作成)

Draftモードでは,'C-cC-a' により MIMEパートが作成でき, この中にファイルを添付することができます.'C-cC-a'すると, 草稿の一番下に以下が現れます.この部分は「添付領域」と呼ばれます.

----------------------------- attachments -----------------------------
      Multipart/Mixed                                         1/     
     1  Text/Plain(guess)                                       CoverPage*
     2                                                          .   
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9--------------------------------------------

添付領域はディレクトリ構造をしており,'.' の部分に ファイルが追加できます.ディレクトリ構造の移動とファイルの追加は 以下のコマンドを利用して実行してください.

移動:

追加/削除:

メールを署名,暗号化する

メールを整理する(リファイル)

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